吹奏楽でお世話になっている先生の依頼で
ドイツの音大の女性2名の
ホームステイをお受けしました。
ホームステイ受け入れなんて初めてでドキドキです。
お受けしたのはCさんとMさんの2名のバイオリニスト。
彼女の大学のオーケストラが日本巡業中で、
埼玉公演の際の2泊を我が家で過ごされました。
1日目、身振り手振りでお互い恥ずかしがりながら
ビールやワインを楽しみました。
2日目の朝、お散歩タイム。
我が家から近くのお寺に向かいます。
CさんとMさんと長女です。
意外だったのが、いつも人見知りで
臆病な長女が積極的に英語で話しかけていったこと。
そしていつも大胆で人懐っこい次女が緊張して
全く引っこんでいて関わらなかったこと。
親ながら、娘2人の意外な一面を垣間見ました。
近くの禅寺。
ここにドイツオケの仲間が4人泊まっています。
なおこのお寺は幼稚園を経営していて、
うちの娘2人もここに通ってました。
気さくな副園長さん(住職の奥さん)に
久々に会い、ドイツオケの話で盛り上がりました。
2日目午後には、さいたま市のコンサートホールに
2人を送り、夜のコンサートにはみんなで聴きにいきました。
ベートーベン「エグモント」、ヘンデル「メサイア」、
ブラームス「ハンガリー舞曲」など、色々な曲が披露されました。
「ハレルヤコーラス」は合唱団も出演して圧倒されたなあ。
アンコールには「ふるさと」が演奏され、
しみじみとした雰囲気になりました。
打ち上げはオケの皆さんとお好み焼き屋に。
皆さんお好み焼きは「知らない」とのこと。
ドイツの方がお好み焼きをひっくり返すとき、
みんなドイツ語で「1(アイン)、2(ツヴァイ)、3(ドライ)!」
と大きな声で掛け声をかけ、大いに盛り上がりました。
あっという間の2泊3日。
CさんとMさんを大宮駅に送り、別れを惜しみました。
初めてのことだらけで緊張したけど、
何だかとても楽しかったです。
ちょっとテレビの「田舎に泊まろう」みたいでした。
余談:2人の受け入れ準備のため、けっこう家じゅう
念入りに掃除したり、障子を張り替えたりしました。
ホームステイを受け入れると家がきれいになりますよ(^_-)
2012年07月
一夜明けた函館の朝。
これから特急にのって札幌の研修に向かいます。
切符を買って少し駅周辺を散策。
と思ったら…、
何と駅のすぐわきに、有名な函館の
朝市が開かれているのでした。
函館の朝市は有名なので知ってましたが、
まさか駅のこんな近くでやっているとは知らず、
かなり得した気分。
朝は忙しくてとても見られないと思ってたので。
ラッキーなことに出会えた
函館の朝市の様子を少しばかり…。
平日の朝なので、大賑わいというわけではありませんが。
でも雰囲気は十分味わえて満足です。
さて約20分の朝市見学を終えて
いよいよ函館に向かいます。
乗った特急は「スーパー北斗」。
札幌までおよそ3時間です。
めったにない汽車旅なので、
ホームで駅弁を購入。
売っているお兄さんに
「旅の記念に」とお願いし、
写真を一枚撮りました。
これが車内で食べた「北の家族弁当」。
ニシン、カズノコ、しゃけ、筋子、いかめし…。
北海道のものばかり。
大沼の景色を見ながら美味しく頂きました。
長く仕事をしていると、
大変なことも多いけど、
こんな美味しい思いをすることもできて
人生楽しいこともいっぱいだなあと
改めて感じました^^
函館の町が薄暗くなってきました。
私は1人港の方へ。
横浜のようにオシャレな感じが漂ってますが、
もっと町も港もこじんまりしていて、
それが余計に独特の個性を強調している気がします。
昔ながらの赤レンガ倉庫。
現在はこの中にオシャレなお店がいっぱいです。
こんな感じ。
家族へのお土産をここで買いました。
さて、本当はこの日のメインイベントの
夜景を見に、函館山に登りたかったのですが…
この日はあいにくの曇りで、
函館山の頂上は雲で全く見えません。
ロープウェイの駅に行ってみたのですが、
ご覧のとおり、頂上は全く見えず。
夜景は期待できないので、泣く泣くあきらめました(T_T)
そこでふらふらしていると、
よさそうな喫茶店があったので一休み。
入ってみたらジャズ喫茶で、
かっこいいジャズが流れていました。
後で知ったのですが、
函館の町にはジャズ喫茶がいっぱいあるみたい
また行く機会があったら
あちこち行ってみたいな。
でも1人じゃ入りづらいかな?
そんなこんなで、函館の1日は
あっという間に過ぎたのでした^^
小さな函館1人旅。
五稜郭の後は、市電で青柳町へ行きました。
市電の1日パスポートは600円で1日乗り放題。
風情もあるし、市内の注目スポットのほとんどに
私を運んでくれる、とても便利な1日パートナーです。
青柳町は、かつて石川啄木さんが生活した町。
「函館の青柳町こそかなしけれ友の恋歌矢ぐるまの花」
という歌はあまりに有名です。
これが啄木さんの住んだ家の跡地。
私の両親は短歌が好きで、短歌サークルで出会いました。
特に父は啄木が大好きだったようで。
私は短歌も好きなのですが、何となく情感が強すぎて、
むしろ乾いた印象の俳句の方が好きなのです。
でも父の影響で啄木はよく読みましたし、
やっぱり気になるんですよねえ。
近くには市民の憩いの場、函館公園があります。
ここの観覧車は小さいけど日本一古いとか。
ミニ動物園にいたポニー。
何故か気になり、しばらくこの子をじっと見つめてしまいました。
青柳町の街角で発見した「啄木花壇」。
矢車菊の花が咲いていました。
さすが啄木の町、青柳町!
青柳町のあとは立待岬へ。
この近くに啄木さん一族のお墓があるんです。
この写真は啄木さんのお墓から望む津軽海峡。
ちゃんとお線香をあげてお墓参りしました。
彼の愛した函館の街が一望できる
とてもよい場所でした。
でも風が強くて、線香になかなか火がつかなかった。
立待岬からの絶景です。
~おまけ~
これは青柳町のとなりの宝来町の街角。
黒い建物の左のオシャレな建物は、
今は「ジョリージェリーフィッシュ」という
レストランなのですが、実はここはかつて
芥川賞作家の辻仁成さんが青春時代に
住んでいたお家なのです。
私は辻さんも大ファンでして(ロックバンドの頃から)、
散歩してたら遭遇できて大感動!
函館はこのように、私にとって
魅力がつきない町なのです。
小径