2012年01月
私はそれなりに書物が好きで、
ジャンルを問わず色々読みますが、
やっぱり一番好きなのは小説。
このところ、久しぶりに大作に挑んでいます。
その名もドストエフスキーの「白痴」です。
ドストエフスキーは「罪と罰」と
「カラマーゾフの兄弟」しか読んでないのですが、
どちらも難しいけど魅力的なお話でした。
「罪と罰」は2回読みましたが、とにかくおもしろい。
若い頃読んで、「これが世界的な文学か」と
目から鱗な思いでした。
しかし確かに硬くて難しい話なのですが、
これが実は見ようによってはけっこう笑える^^。
なにしろ登場人物が極端で変な人ばかり。
表現が適切かわかりませんが、
私的には、ドリフのコントの登場人物が
いっぱい出てきてドタバタしてるように見えるんです。
でもサスペンスとしてもスリル満点で、
とにかく娯楽ものとしても楽しめると思います。
「カラマーゾフ」はさらに複雑で、
読むのにものすごくエネルギーがいります。
でも印象的な場面や感動的な場面もいっぱいで、
時間はかかったけどやはり楽しめました。
テーマが難解で「ちゃんと理解できてるのか?」と
言われるとちょっと自信がない部分もあるのですが(^^ゞ
このドストエフスキーさんの文章って
ものすごくくどくて疲れるんですよね。
なんでも彼はてんかんがあって、
それがもとで粘着的な性格であり、
文章にもそれが表れてるとか。
でもなれると独特の味わいがあります。
「白痴」は上巻の半分を読み終えたところ。
400ページ読んだのに、まだ1日しか経ってないという…。
でも例によって変な人がいっぱい出てきて
笑いあり涙ありで、さすがドスちゃんって感じ。
ただ名前が覚えづらいんだよなあ。
「レフ・ニコラエヴィチ・ムイシュキン」とか、
「ナスターシャ・フィリポヴナ・パラシュコフ」とか、
「セミョン・パルフョノヴィチ・ロゴージン」とか、
そんな名前の人ばかり。
ま、これは仕方ないですけどね。
先日の3連休、家族4人で主人の実家のある
水戸で過ごしたのですが、その際、
隣の那珂市にある造り酒屋に行きました。
毎年ここで、お世話になっている方に
お年賀代わりにお酒を買っているんですよね。
昔ながらの建物の中はこ~んな感じです。
試飲できるコーナーもあります。
長火鉢が珍しくていじる次女。
うちの娘たち、こういう古い「和」の雰囲気が
けっこう好きみたいです。
余談ですが、最近長女は漫画「ちはやふる」の影響で
百人一首の本を読んでたりしますし(*^。^*)。
この後甘酒を飲ませていただきました。
会計中の長女です。
ちなみにここの大吟醸のお酒が
本当に美味しいんですよね。
日本酒の苦手な私でもうっとりするほど。
ただお値段もけっこうな額なので、
さすがに自前では買えません(>_<)
一年で一番寒い時期ですね。
皆さま、お体に気をつけてくださいね。
小径